膝蓋骨脱臼(パテラ)は、特に小型犬に多く見られる膝の疾患で、進行すると歩行困難になることもあります。愛犬の健康を守るためには、早めの対策と適切なケアが大切です。今回は、膝蓋骨脱臼のケア方法を5つご紹介します。
1. 適度な運動を心がける
筋力が弱いと膝蓋骨がずれやすくなるため、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。散歩は短めにして、坂道や階段の上り下りを避けることが重要です。水中運動やバランスボールを使ったエクササイズも効果的です。
2. 体重管理を徹底する
体重が増えると膝にかかる負担も増すため、適正体重を維持することが大切です。高カロリーな食事やおやつの与えすぎに注意し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
3. 滑りにくい環境を整える
フローリングなどの滑りやすい床は、膝に負担をかけやすいです。カーペットやマットを敷いて、愛犬が滑らないように工夫しましょう。また、高いところからのジャンプを避けるために、ソファやベッドの近くにステップを設置するのもおすすめです。
4. サプリメントを活用する
関節の健康をサポートするサプリメントを取り入れるのも有効です。グルコサミンやコンドロイチン、オメガ3脂肪酸などが含まれたものが、関節のクッション性を高めるのに役立ちます。ただし、与える際は獣医師と相談しましょう。
5. 定期的に獣医師の診察を受ける
膝蓋骨脱臼は進行性の疾患なので、定期的に動物病院で診察を受けることが重要です。軽度の段階であれば、リハビリやサポートアイテムで管理できますが、重症化すると手術が必要になることもあります。早めに診断を受け、適切なケアを行いましょう。
まとめ
膝蓋骨脱臼は早期対策が重要です。運動や体重管理、環境の工夫を取り入れながら、愛犬の関節を守る習慣をつけましょう。日々のケアを大切にし、愛犬と快適な生活を送りましょう。